ビジネスの拠点として人気が高い渋谷エリアのオフィス移転で、重要となるのが立地です。渋谷は都市部はもちろん、郊外へも乗り換えなしで行けるなど、都内でも有数の利便性の高さを誇ります。そのため、駅周辺は家賃が高めに設定されていて、小規模オフィスでも維持コストが掛かるのは否めません。最寄駅から遠ければ維持コストは下げられますが、通勤の負担が増えるなどのデメリットも出ます。
コストと通勤の負担、両方のバランスを取れる、駅からの所要時間が徒歩10分前後が狙い目です。若者の街と表現されることもあるように、渋谷は若い世代のレジャースポットとしても人気のエリアです。イベントが開催される時期は、参加をするために他のエリアから訪れる人もたくさんいます。夕方以降に街が人で溢れかえって交通規制が行われたことで、帰宅できなくなるケースも少なくありません。
時期や時間帯で制限が設けられるのは、渋谷ならではの特徴の一つです。オフィス移転をする時は、混雑を避けて安全に駅まで移動できるルートの確認も忘れてはいけません。複数のテナントが入り込むビルのオフィス移転では、共用設備も大事なチェックポイントです。エレベーターが1基しか設置されていないと、朝夕の通勤時間帯に他の企業の社員とバッティングして待たされかねません。
共用設備の使い勝手は、従業員の不満だけでなく会社に訪れる取引先からのイメージにも影響します。オフィスの良し悪しだけで判断をしないことが大切です。